2026年9月26日(土)、葛飾区立中央図書館ビジネス連携セミナー「経験ゼロからスタート!副業のはじめかた~金融マンが出張寿司職人になるまで~」が開催されました。講師は、中小企業診断士の小川浩司会員です。小川会員は生命保険会社に勤務する傍ら、副業で「みょん寿司」という出張寿司経営を行っています。
◾️セミナー概要
本セミナーでは、50代で出張寿司の副業を始めた小川会員が、その経験を基に副業の始め方と継続の秘訣を解説しました。日々のメモを通じた自己分析や、開業当初の失敗を糧にターゲットを絞った出張形式へと転換した経緯など、現場感あふれる具体的なプロセスが語られました。これから副業に挑戦したい方はもちろん、すでに副業を始めて壁に直面している方にとっても、次の一歩を踏み出すためのコツがわかる実践的なセミナーです。
(1)副業準備期
第一章は、小川会員が副業を検討し始めたきっかけや、副業を始めるために、日々のメモを習慣化し、定期的に振り返ることで、やりたいことを「やることリスト100」として可視化したエピソードが語られました。その中で寿司職人という目標を見出し、市場性や実現可能性を検討し、コロナ禍に寿司学校へ入学し、中小企業診断士の学習と並行して技術を習得しました。図書館を活用して知識を深め、年齢を重ねても挑戦し続ける姿勢の重要性が語られました。

(2)副業開始期
第二章では副業開始にあたり、上司と面談し機密保持や競業に配慮しつつ活動の許可を得たこと、開業当初は店舗を借りて営業するモデルを選択したが、本業との兼ね合いで平日昼間の営業が難しく、集客に苦戦するという失敗を経験したことが語られました。この失敗を通じて、「お客さまの声」からヒントをいただくこと、自分自身を知り強みを事業に活かすことが成功のコツであると解説されました。
(3)副業展開期
第三章では、開業当初の失敗を経て副業のあり方を見直したことが解説されました。不特定多数を待つスタイルから、活動に共感してくれる知人や地域の人々を対象とした出張・間借りスタイルへの転換や、寿司の提供だけでなく、仕込みのプロセスや会話を通じた体験価値を重視することで、顧客との関係性を深めることが主に見直したポイントであると語られました。また、作業手順の標準化により一人でも柔軟に対応できる体制を整え、リピート中心の運営を行うことが、無理なく副業を継続するために重要であると解説されました。

(4)おわりに
最後に、本日のまとめと、セミナーに関する図書のご紹介、質疑応答を行いました。質疑応答では、副業を始める際の本業への報告の仕方や、今後の展開など終了時間いっぱいまで多くの質問が寄せられました。本セミナーが、受講者の副業を成功させるためのコツを得る一助となったのではないかと感じました。
本セミナーの内容は城東支部YouTubeチャンネルで配信中ですので、ご興味のある方は是非ご覧下さい。
<https://www.youtube.com/channel/UC02aQ5x96w0Qm5ZE-PRp1Lg/videos>
(小島正嗣 会員)