城東支部

交流の場

【2025/11/29】J-STEP 秋大会「べらぼうに面白い!ドラマの舞台に学ぶ、地域ブランドのつくり方と伝統工芸の技の感動体験!」のご報告

 11月29()J-STEP(行動する診断士の会)の秋大会は二部構成で、一部では「蔦重ゆかりの地巡り」、二部では「浅草桐木目込み体験」を行いました。

 

一部の「蔦重ゆかりの地巡り」では、江戸時代中期から後期にかけて活躍した伝説的な版元(出版プロデューサー)である蔦屋重三郎の足跡をたどりました。

蔦屋重三郎は現代のメディア業界にも通じる先進的な手法で江戸文化を牽引した人物です。屋号「蔦屋」と本名の「重三郎」を組み合わせた「蔦重」と親しみをこめて呼ばれました。(以下、蔦重)

NHKの大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~(主演:横浜流星さん)」の主人公 蔦重ゆかりの地の台東区にある『べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館』の見学からスタートしました。

次に、蔦屋重三郎とその親族・跡継ぎが眠る『正法寺』とエレキテルで有名で蔦重とも親交の深い『平賀源内の墓』を参拝、最後に耕書堂を模した観光拠点施設『江戸新吉原耕書堂(蔦重が20代で吉原大門前の五十間道に書店「耕書堂」を開業)』を回りました。

当初の予定では、大河ドラマ館の循環バスで3ケ所を回る予定でしたが、循環バスが定員9名で全員が乗れなかったり、満員で乗れなかったりで、結局、ほとんど徒歩で回ることになりました。そのおかげで、コースにはなかった『吉原神社』にも参拝することができ、変革を推進する先駆者としての蔦重の足跡をより体験することができました。

もし蔦重がいなければ、歌麿、東洲斎写楽、山東京伝らの才能も世に埋もれ、浮世絵、洒落本、黄表紙、狂歌本などの庶民文化の活性化もなかったかもしれません。行動する診断士として、蔦重の江戸の出版文化と地域ブランドづくりの行動力を見習いたいと思いました。



 

二部の「浅草桐木目込み体験」では、浅草の老舗の「箱長」にて桐木目込み体験学習を行いました。株式会社箱長は、明治7年創業の老舗桐製品メーカーで、浅草を拠点に桐箱・桐たんす・桐仏壇などの製造販売を行っています。桐の特性を活かした収納家具や工芸品に加え、独自技法「桐木目込細工」を取り入れた製品を展開しています。

 「桐木目込細工」は、桐材に彫刻を施し、その溝に和紙で裏打ちした正絹の布地を押し込んで装飾する日本独自の工芸技法です。「箱長」が考案し、縁起物の図柄や伝統文様を用いた華やかな意匠が特徴です。桐箱や鏡台、小物入れなどに応用され、実用性と美術性を兼ね備えた逸品として親しまれています。

「浅草桐木目込み体験」とは、あらかじめ「彫り」の工程を済ませた箱を用意いただき、参加者が布地を自由に選び、『着色』、『木目込み』を行います。個人や団体で申し込みができる体験教室(有償)になります。

「浅草桐木目込み体験」は誰もが初めてでしたが、「彫り」の外側に『木目込み』をして一からやり直しをする参加者、器用に創作を行う参加者もあり、最終的には5代目の宮田さんから全員が「箱長」の合格のハンコを押していただきました。実用性と芸術性を併せ持つ、まさに伝統と革新の融合、実際に自分の手を動かして江戸の粋と職人の心意気に触れる感動体験でした。


 

今回は、二部構成でタイトな1日でしたが、行動する先駆者の蔦重を知り、日本独自の工芸技法の伝統と革新の創作体験と参加者の満足度も高く懇親会も大いに盛り上がりました。

 

J-Step(行動する診断士の会)は、年4回。次回冬大会は2月の予定で、その企画会議(Web)を早々に行う予定です。この企画会議は、「一回でも参加したことがある人が参加メンバー」で次に何をやるか、面白そうな企画のアイデアを出す会議という位置づけで開催しております。一人でできない訳ではないが、一人ではなかなかやらないわなっていうアイデアがおありの方、みんなでやるとすっごく楽しいというテーマと、好奇心旺盛な方のご参加をお待ちしております。それが、J-Step

(今回の会長 梶谷義人、副会長 木内清人、事務局 末林和之)

 

 

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