交流の場
[2026/05/30]J-Step春大会「墨田区小さな博物館再び+向島の七職人めぐり」開催報告
5月30日(土)、J-Step(行動する診断士の会)春大会『墨田区小さな博物館再び+向島の七職人めぐり』を開催し、好奇心旺盛かつ地元愛にあふれた中小企業診断士17名が参加しました。「墨田区小さな博物館」は、“ものづくりのまち・すみだ”の産業や文化を語る上で欠かせない製品や道具、資料などを、工場や作業所、民家の一部を活用して展示するユニークな取り組みです。J-Stepでは数年前に両国周辺の施設を巡る企画を実施し、大変好評を博しました。今回はその第二弾として、エリアとストーリーを一新し、向島・曳舟・スカイツリー周辺を舞台に、「江戸の“素材と美”をめぐる旅」をテーマとして開催しました。
当日は13時に東武スカイツリーライン曳舟駅に集合し、まず訪れたのは「江戸木箸 大黒屋」さんです。店主から「箸は一生もの。まずは実際に握って、自分の手に合う箸を選ぶことが大切」というお話を伺いました。参加者は様々な箸を手に取りながら、その違いを確かめ、自分に合った一本を探していました。日常的に使う道具だからこそ、職人のこだわりや修理・修復を通じて長く使い続ける価値について学ぶことができました。

続いて訪問した「鴻月 羽子板資料館」では、羽子板職人であり、すみだマイスターでもある西山鴻月さんからお話を伺いました。女児の成長を願って羽子板を贈る風習が今も全国各地に残っていること、歌舞伎の舞台を題材にした男物の押絵羽子板も数多く手掛けていることなど、興味深いお話が続きました。また、全て手作業で作られる羽子板は、一見同じように見えても細部はすべて異なり、一つとして同じものは存在しない「世界に一つだけの作品」であることも教えていただきました。


三か所目は、慶応3年(1867年)創業の老舗「足袋処 向島めうがや」さんです。同業者が減少する中でも、お客様の要望に応えるため、足袋づくりの全工程を自社で行っていること、特にフルオーダーの誂え足袋に力を入れていることなどを伺いました。伝統を守りながらも、お客様一人ひとりの足に合わせた商品づくりを続ける姿勢に、参加者一同感銘を受けました。


さらに訪れた「安宅漆工店 漆工博物館」では、漆工芸の歴史や製造工程について詳しくご説明いただきました。住宅設備向けの漆加工を中心に事業を展開してきた同社が、漆の魅力をより多くの人に伝えるため、皿やコースターなど新しい商品開発にも取り組んでいることを知りました。また、輪島塗などが分業制であるのに対し、安宅漆工店ではすべての工程を自社で行う技術を持っていることも紹介され、参加者から感嘆の声が上がりました。説明終了後には、漆製品を購入する参加者も多く、職人の技を応援する機会ともなりました。

後半は体験型プログラムとして二手に分かれました。
11名は「屏風博物館」で『からくり屏風』製作体験に挑戦。屏風の構造や歴史を学んだ後、実際にからくり屏風を制作しました。完成した作品はそれぞれ個性豊かで、参加者同士で作品を見せ合いながら大いに盛り上がりました。




一方、5名は「ちいさな硝子の本の博物館」でガラス彫刻体験を行いました。職人の手づくりガラスに文字や模様を刻み、自分だけのオリジナル作品を制作。初めての体験に戸惑いながらも、次第に集中して作業に取り組み、世界に一つだけの作品を完成させました。


こうして参加者は、職人の技や心意気に触れながら、江戸から受け継がれてきた「素材」と「美」の世界を堪能しました。診断士として企業や事業を支援する立場でありながら、今回は一人の生活者として、また地域の魅力を発見する旅人として、ものづくりの現場を体感する貴重な機会となりました。
ご協力いただいた各施設・職人の皆様に心より感謝申し上げます。
J-Step(行動する診断士の会)は、年4回。次回冬大会は2月の予定で、その企画会議(Web)を早々に行う予定です。この企画会議は、「一回でも参加したことがある人が参加メンバー」で次に何をやるか、面白そうな企画のアイデアを出す会議という位置づけで開催しております。一人でできない訳ではないが、一人ではなかなかやらないわなっていうアイデアがおありの方、みんなでやるとすっごく楽しいというテーマと、好奇心旺盛な方のご参加をお待ちしております。それが、J-Step !

(今回の会長 生成AIのchatGPTさん、事務局 末林和之)



