[2021/10/10]図書館ビジネスセミナー「チラシのデザイン講座」開催報告


10月10日(日)の午後2時から2時間、葛飾区立立石図書館で、ビジネスセミナー「集客力を高める、きちんと伝わる チラシのデザイン講座」が開催されました。講師を務めたのは古山亮一会員です。

新型コロナウイルスの影響で、同図書館の会場で実際に受講者が集まる形式でビジネスセミナーが開催されたのは、約1年ぶりです。感染予防対策として参加人数を30名に限定し、会場も検温や手の消毒、会場換気など万全の準備をして開催されました。

セミナーの申込は募集開始から2週間も経たずに満員御礼となる盛況ぶりで、20代からシニア層まで老若男女様々、70代の方も多く参加され、チラシのデザインというテーマへの関心の高さがうかがえました。

 

学生時代から趣味の演劇活動でチラシ作りに目覚め、仕事上でもチラシ作りの機会は多かったという古山講師。プロのデザイナーではないと謙遜しながらも、独学でデザインを学び、中小企業診断士として企業のロゴや店舗看板のデザインも手掛けています。

それだけに「デザインセンスは、天性の才能ではなく、だれでも学んで身につくものです」と冒頭から切り出した言葉には説得力があります。

 

デザイン法則の基本について簡単に触れた後、チラシ作りにまず必要なのは「情報整理」だと説きます。チラシの作り手の課題を確認すること、ターゲットを絞り、何を伝えたいかを明確にすること、キャッチコピーと情報の優先順位・・・。実際にチラシ制作に着手する前に、確認・把握すべきことが多いことに気付かされます。そのため古山講師は、手作りのA4サイズ裏表の「情報整理シート」を受講者に配布しました。シートに沿って記入すれば、自然にチラシの設計図ができあがります。これはとても役立ちそうです。

続いてチラシの「デザインルール」「伝わるためのテクニック」の解説です。目線、レイアウト、素材、メリハリ、色、の各項について、事例を見せながら具体的な説明がありました。素人っぽさをなくすためのちょっとしたテクニックから、シンプルに収めることの重要さ、余白を使って強調・演出を行う上級技まで、ユーモアたっぷりのQ&Aを織り交ぜながら、受講者を飽きさせずに話を進めます。日ごろとっつきにくいと思っていたデザインの話も、このように話されると自然に頭に入ってきます。

 

最後は「伝わるチラシ作りには、作り手自身が楽しむことが大事。お客さんに、お店の良いところをわくわくしながら伝えるところを想像しながら、作業して下さい」と締めくくりました。

本日のセミナーは、チラシ作りの話のようで、振り返れば実はビジネスに必要な要素が凝縮され巧みに組み込まれていることに気付きます。わかりやすい語り口の中にも、中小企業診断士が行うデザイン講座として説得力のあるものでした。

受講者にもそのことが伝わったのでしょう。講師への質疑のあと、受講者から「もう一度ぜひ見たいからYouTubeチャンネルのアクセスの仕方を教えてほしい」という質問が事務局に寄せられたのが印象的でした。

 

図書館ビジネスセミナーでは、テーマに関連する書籍を会場の一角に集めて、閲覧できるようにしています。合間の休憩時間中には、多くの受講者が書籍を手に取り閲覧しており、図書館利用との相乗効果が感じられました。

今回、書籍コーナーの隣に中小企業診断士を紹介するパネルを掲示し、中小企業診断士を身近に感じてもらえる一助としました。

 

本セミナーの内容は城東支部YouTubeチャンネルで配信中ですので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=oLEqKDlRawM

 

(渡辺英史会員)