城東支部

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[2022/4/16] J-Step(行動する診断士の会) 延期していた冬大会『ボートレース江戸川(江戸川競艇)を体験し尽くす!!』開催報告

4月16日(土)J-Step (行動する診断士の会) は、2月から延期していた冬大会『ボートレース江戸川(江戸川競艇)を体験し尽くす!!』第一部理論編を江戸川区船堀コミュニティー会館で11時から(一部リモート参加を含む)、第二部ワーク編を、そこから徒歩10分の距離にあるボートレース江戸川(江戸川競艇)にて13時より開催し、好奇心が特に旺盛な18人の診断士が参加、熱い講義と更に熱いワークを堪能しました。



第一部理論編では、講師として実はこの世界に精通していた河野悟先生をお招きし、先ず競艇(正確には「モーターボート競走」という)を含めた公営競技市場の現状を俯瞰、競艇が、中央競馬に次ぐ市場規模で、地方競馬・競輪・オートレースを上回り伸びていること、開催場数平均でも同様であるが、一選手平均では地方競馬に及ばないこと、一方女子選手の比率が各段い高いこと等が説明され、続いて「伝説のレース」の動画を見ながら、競艇というスポーツの発祥・変遷や、売上の25%が開催経費としていかなる費用ないし団体に入るかの仕組み、競艇場別の売上とナイターや早朝レースなど競技場毎の取組や工夫、競艇選手のランクと構成、レースのランクと賞金額、6日間を1節とする各日の流れ、一日のレース数、1レースの流れ、各レースは6艇で3週する競技で各号艇には決まった色があるということ、競馬でいうところのパドックにあたる展示航走、スロースタートとダッシュスタートのいずれも1秒以内にスタートラインを越えなければならないという競艇独自のフライングスタート方式、舟券(投票券)の仕組みと投票の仕方、「まくり」や「差し」等の決まり手、1コースが圧倒的に有利で1着率が5割以上であること、風向きや温度等の天候要因、潮目や波高等江戸川ならではの気象要因等々、様々な観点からの解説が矢継ぎ早にあったうえで、出走表の見方、選手の級や所属支部・出身県、モーターやボートの勝率の意味や重視するウェイトについて等々、河野講師の実体験に基づいた説得力ある解説は実に濃く深く有意義で、また参加者から次々に繰り出される質問への回答は実に的を得たアドバイスで、熱い講義は、貸室時間ギリギリまで及びました。



第二部ワーク編は、第一部会場から徒歩10分の距離にあるボートレース江戸川(江戸川競艇)に移動し、先ずは競艇場内の食堂で「カツ丼」を食べて験を担ぎ、14:54投票締切りの第9レースから参加。いきなり3連単約25倍を当てたビギナーズラックの持ち主もいるが(実は私)、教わったばかりの知識で手探りで実際の出走表を分析するも、30分ごとに締切りまでの時間はあっという間に過ぎ、「投票する」という体験はしたものの、仮説を立証できないまま第10レース・第11レース(特に荒れた結果に)、第12レースと過ぎていき、4つのレースで「換金する」という体験ができた者は限られました。



しかしながら、①自分の住んでいるこんな近くに、このような施設があって、熱い戦いが繰り広げられていることを、知ることができた、②投票はマークシートで実に簡単であり、先ず待って自制することが大事であることを身をもって知った、③女性やファミリー人口を増やすために何をすべきか、今後インバウンド需要を当て込むには何をするか等、頼まれてもいないのに診断士目線で突っ込む点を多々考えることができました、何よりも④ネットだけでは恐らくはわからなかったであろう雰囲気や空気感をリアルの現場で体験することができた点、参加者は自分の投資額を超えるメリットを感じたに違いありません。これまた2年ぶりとなった「懇親会」も、4人ずつの席で、途中の席移動なしという、許容される範囲内での開催となりましたが、本日の成果と反省をネタに各席大いに盛り上がりました。



J-Step(行動する診断士の会)は、春夏秋冬の年4回開催。2022年次の春大会は、来月5月21日(土)を予定しております。次回も診断士としての私たちの好奇心をくすぐる興味深いテーマを用意しますので是非ご参加下さい。


(末林和之会員)

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