城東支部

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[2022/5/21] J-Step(行動する診断士の会)春大会【企画創出ハッカソン(Re:Skilling~診断士の学びなおし)】開催報告

5月21日(土) J-Step (行動する診断士の会) では、昨年も好評でかつ有意義で役に立った「企画創出ハッカソン」の第2回がオンラインで実施され、好奇心が特に旺盛な18人の診断士が参加(内新入3人)、熱い講義と更に熱いワークを堪能した。

講師は昨年に引き続き福永会員。翌日から米国(ラスベガス)出張という慌ただしさを微塵も感じさせない軽快で落ち着いた語り口で、講義は勿論のこと、途中使用するワードクラウドやブレインライティング、 Canva 等ツールの説明と運営管理を(きっと相当難しいオペレーションを、一人で何てことはないという様相で)担い、アイデア出しの効率化と高いクオリティを演出頂いた。

先ず、「Re:Skilling ~診断士の学びなおし」の目指すものを列挙すべく、PESTの切り口が紹介され、参加者全員が最近興味を持っていることを、「ワードクラウド」(参加者全員が同時に興味のある単語を書き込むことができ、同じ言葉であればその文字が大きくなっていくというツール)を活用して、今回のテーマを「長寿」「メタバース」「エネルギー」の3つのワードに集約。続いて各テーマのチーム分けを行い(希望者が多いメタバース2チームに)、4チームがZoomのブレイクアウトルームでいよいよハッカソンを開始した。


前半30分間「発散フェーズ」は、各チーム与えられたテーマで「ブレインライティング」(参加者が最初の行にテーマについて思いついたことを記入し、次の行は別のメンバーが上のマスに書いてあることに関連して思いついたことを書いていくという作業を参加者全員が同時に6回繰り返すという高速で大量にアイデアを出す手法)、「かけ算ストーミング」(二つの軸にそれぞれ3つの単語を設定し、強制的にそれを組み合わせたアイデァを検討するという手法、変な組み合わせから思いもつかないアイデアが出ることもある)を実施、福永氏の提供ツールは別のチームの検討状況も盗み見ることができるつくりであったことから、企画が被ることはなく、むしろ相互に刺激となってアイデア出しは大いに盛り上がった。





後半30分「収束フェーズ」は、各チーム前半に出したアイデア集約、これも福永氏提供の Canva というプレゼンテーションツールで、福永氏自身がデザインした丸文字とケーキ等ヘタウマ絵のあるピンクのプラットフォームに入力すると、たわいないアイデアアイデァも何か画期的な企画に見えるから不思議。制限時間があっという間に過ぎ、以下4つの企画が発表された。

「長寿」チームは、健康資産形成に行きそうなテーマを敢えてファッションに展開、「おしゃれプロジェクト」と題し、年をとってもおしゃれで元気な生活スタイルを研究するテーマを提唱した。続く「メタバース」チーム1は、「NFTによる会費倍増計画」と称し、メンバーのコンテンツ等をNFT資産化し運用益を稼ぐ企画を提案。一方「メタバース」チーム2は、「ワインメタバース体験」というタイトルでオンラインでのアバターによるワインセミナーとオンライン試飲会を提唱。そして「エネルギー」チームは、CO2を出さないBBQを提案、名付けて「脱酸素バーベキュー」で、自転車か太陽光による発電で、食材も二酸化炭素でゲップをする牛肉は避け、昆虫食を取り入れる等画期的なアイデァが披露された。









いずれもJ-Stepならではの着地点を想定しない=全く無難ではない企画であるが、そこはそれJ-Stepならではの実行力でなんとか実現してしまうアイデアと思われ、今後世話役会では各企画の具体化幹事を募集するという方向性も囁かれている。

ハッカソンの参加者は、通常では思いつかないようなアイデアを効率的に生み出すことができる、および斬新で魅力的なプレゼンを可能とする様々なツール、メソッドを知ることができ、何よりも実際にチームでのワークにより短時間で大量に画期的で面白い企画を創出することを体験することができ、大変有益な時間であったことは間違いない。

J-Step(行動する診断士の会)は、春夏秋冬の年4回開催。2022年次の夏大会は、上記いずれかのテーマで、8月20日(土)を予定しております。次回も診断士としての私たちの好奇心をくすぐる興味深いテーマを用意しますので是非ご参加下さい。

(末林和之会員)

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