支部会員の皆さまへ
[2025/09/13]J-STEP夏大会「第11回 足立シティロゲイニング」参加報告
9月13日(土)、J-STEP(行動する診断士の会)は夏大会として「第11回 足立シティロゲイニング」に参加しました。
ロゲイニング(Rogaining)とは、制限時間内に地図と写真を頼りにチェックポイントを巡り、同じアングルでの写真を撮影して得点を競う競技です。寺社や史跡、公園、商店街や飲食店が対象となることも多く、観光やグルメを楽しみながら地域の魅力を再発見できる点が特徴です。徒歩や公共交通機関の利用は可能ですが、自転車や電動キックボードは禁止。全部で60か所あるポイントは、全部はもちろん半分でも制覇することは難しく、制限時間(5時間)で効率よく何ポイントを稼ぐことができるかという戦略性が試されます。
J-STEPからは9名が3チームに分かれて出場。集合場所は足立区梅島のベルモント公園。受付後に作戦会議を行い、広江会長から受けた「ポイントが固まっているエリアを狙え」というアドバイスに従い、私たちのチームは北千住から南千住へ続く「芭蕉 奥の細道ルート」に目を付けます。商店街や旧跡に次々とポイントが配置され、グルメポイントでは特製の甘酒カクテルも堪能。観光気分で進みながら効率よく点を重ねるつもりでしたが、途中で「駅から遠い割には点数が低いのでは?」と気づきます。そこで後半は“タッチ&ゴー作戦”に切り替え、電車で移動しながら駅近の高得点ポイントを素早く回収。亀有、綾瀬、小菅を経由し、最後は五反野で追加点を獲得してゴールしました。
上位高得点のつもりでゴールしたものの、フタを開けてみればJ-STEP 3チームの中では僅差とはいえ最下位という結果に愕然。どうやら他のチームは、早々に“タッチ&ゴー作戦“に気づき、最初から公共交通機関を駆使しほとんど歩いていなかった⁉模様です。それでも不思議と悔しい気持ちはなく、あっという間に過ぎた5時間の3人旅にすがすがしさと、メンバーとの協力や作戦変更のドキドキ感、地域を歩く楽しみなど、得るものは大きくありました。ゴール後の懇親会で飲んだビールの味は格別でした。
ロゲイニングは「分かりやすいルール」「戦略性」「協力性」の三拍子が揃った競技です。地図を読みどのポイントを攻めるかという戦略性や、交通機関を使うのか徒歩で行くのかという戦術や、他のチームを見つけて後を追うというコバンザメ作戦の採用や、地図を見ながらポイントを探す過程での、チームメンバーとの会話や協力が実に心地よく、達成できた時の喜びを分かち合うことで自然とチームの絆が深まります。地域の名所や商店街を回遊する仕組みは、まち歩きイベントや地域活性化の手法としても応用可能だと感じました。例えば、支部活動の拠点や支援先商店街や活用している図書館をポイントにしたオリジナル大会を企画することも面白そうだなと予感しました。
J-Step(行動する診断士の会)は、年4回。次回秋大会は11月の予定で、その企画会議(Web)を早々に行う予定です。この企画会議は、「一回でも参加したことがある人が参加メンバー」で次に何をやるか、面白そうな企画のアイデアを出す会議という位置づけで開催しております。一人でできない訳ではないが、一人ではなかなかやらないわなっていうアイデアがおありの方、みんなでやるとすっごく楽しいというテーマと、好奇心旺盛な方のご参加をお待ちしております。それが、J-Step!
(今回の会長 広江淳良、事務局 末林和之)