城東支部

学びの場

[2023/3/18] 城東ポータブルスキルコース 第5回講義開催報告

318日(土)、「城東ポータブルスキルコース」の第5回講義が、東立石地区センターにて開催されました。

 

5回のプログラムは以下の通りです。

. データ分析とグラフ作成技術 ~分析に必要な集計、グラフの見せ方~(講師:鈴木康文会員)

.修了式

 

【1.データ分析とグラフ作成技術 ~分析に必要な集計、グラフの見せ方~(講師:鈴木康文会員)】

診断士活動において、決算書や国勢調査等の様々なデータを分析し、分析結果を相手に伝える場面は多く発生します。本講義は、「データ分析における重要ポイント」、「分析のためのピボットテーブルや関数の使い方」、「相手に伝わりやすいグラフの作り方・見せ方」を学ぶことを目的として行われました。

講義はまずデータ分析における重要ポイントについて、事例を用いた解説が行われました。データ分析の際は「仮説」を設定し、「仮説」が正しいかどうかを「検証」することが重要であること。図表やグラフを引用する際は分析結果を鵜呑みにせず、恣意的な分析結果になっていないかを考えることが重要であること。そして、記載されている数字の背景にある本質・真因を追求することが重要であることを学びました。

次にデータ分析のために必要なピボットテーブルや関数について、実際に操作説明を交えながら解説が行われました。グループワークとして、ピボットテーブルを用いたデータの集計を行い、分析結果について受講生同士でディスカッションをしました。受講生の発表を通して、「元となるデータをどのような切り口で集計するかによって、分析結果が変わってくる」、ということを体感しました。

最後に、グラフの作り方・見せ方について講義が行われました。はじめに「折れ線グラフ」、「棒グラフ」、「円グラフ」など各グラフの特徴と、どういった目的で使用すると効果的なのかについて学びました。あわせて、目的に応じた適切なグラフを選択する演習も行われました。例えば、漁業就業者数と年齢帯別構成の推移を表すグラフイメージを作る場合には、どのようなグラフを活用すればよいかの検討・発表をしました。後半では、相手に伝わりやすいグラフの作り方と見せ方について、いくつかのポイントを学びました。特に、セミナーや公的機関に提出する報告書は白黒印刷をして配布・提出することがあるため、白黒印刷を考慮したデザインにしておくことをポイントとして学びました。データ集計や分析結果にこだわるだけでなく、こうした見せ方も意識しておくことが大切だと感じました。

 

【2.修了式】

講義終了後は、「城東ポータブルスキルコース」の修了式が行われました。鈴木美穂子会員の司会の下、松井淳支部長のご挨拶と受講生全員への修了証の授与が行われました。次に、20236月開催予定の「城東スキルアップコース」について木内清人会員より紹介があり、続けて事務局メンバーからのご挨拶がありました。最後は全員で記念撮影をして、「城東ポータブルスキルコース」の全日程を終えました。

 

【所感】

5回の講義を通じて、「ロジカルライティング」、「ヒアリング」、「セミナー企画」、「プレゼンテーション」、「データ分析」といったスキルを学んできました。これらはすべて「汎用的なスキル」=「ポータブルスキル」であり、診断士のみならず社会人としてぜひとも身につけておきたいスキルです。松井淳支部長のお話にもあった通り、実際に手を動かして「ポータブルスキル」を学べる場がこの「城東ポータブルスキルコース」であったと思います。普段、仕事をしている中で触れる機会がなかった内容もあり、(例えば、Wordやグラフの作成、セミナー講師の企画/チラシ作成など)講義を通じて、これらのスキルを学ぶことができたことは非常に有益でした。今後予定される「城東スキルアップコース」にも参加して、診断士としてさらに成長していきたいと思います。末筆ではございますが、講師の皆様、事務局の皆様、今回はこのような学びの場を提供いただき、ありがとうございました。

(小野内勇人会員)

 

 

 

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