学びの場
[2024/08/18]2024年度第1回城東スキルアップコース(8月開講)開催報告
8月18日(日)、2024年度城東スキルアップコース(8月開講)の第1回目が浜町区民館にて開催されました。全受講生25名のうち24名の方が参加しました。
第1回目のプログラムは次のとおりです。
1.松井支部長開催挨拶
2.開講にあたり
3.2023年度受講生による城東スキルアップコースの受講体験報告
4.2024年度講師及び事務局メンバーの自己紹介
5.中小企業診断士の役割と診断の原理原則
6.中小企業診断士の心構えとは
7.本コースの運営について
8.課題図書の取り組み方
9.伝わる話し方
1.松井支部長開催挨拶
城東支部松井淳支部長より、城東スキルアップコース開講にあたりご挨拶をしていただきました。「インプットとともに、アウトプットの場として城東スキルアップコースを利用してほしい」とお話しいただき、また、中小企業診断士の人数の増加や中小企業支援の魅力など中小企業診断士をとりまく状況についてもお話しいただきました。
2.開講にあたり(講師:木内清人事務局長)
木内清人事務局長より、城東スキルアップコース開講のご挨拶をしていただきました。
その中で城東スキルアップコースを最大限に活用するために、次の3点が重要とお話しいただきました。
①「城東スキルアップコース」という機会を積極的に活かすこと。
②様々な専門性をもつ「聞ける人」「頼める人」を増やしていくこと。
③自分の強みとなる得意分野・専門分野を作ること。
3.2023年度受講生による城東スキルアップコースの受講体験報告(講師:黒川敏幸会員)
2023年度に城東スキルアップコースを受講した黒川敏幸会員より、本コースの体験談をお話しいただきました。
まず城東スキルアップコースを受講した理由として、次の3点を挙げられました。
①中小企業診断士としての基礎力向上
②中小企業診断士ネットワーク形成
③コスパの良さ(内容の濃さ)
また、受講して得られたこととして、次の4点を挙げられました。
①実務への役立ち
②人生初の一般向けセミナー
③コミュニケーションスキルの向上
④横のつながり
そのうえで、取り組み姿勢を講師や事務局、他の受講生に常に視られていることを意識して欲しい、積極的に発言して欲しい、などの貴重なアドバイスをいただきました。
4.2024年度講師及び事務局メンバーの自己紹介
講師と事務局の方々からも自己紹介をしていただきました。堂々とした自己紹介に、スキルアップコース修了生としての自負を感じました。開講前からも適格な運営をしていただいており、受講生一同御礼申し上げます。
5.中小企業診断士の役割と診断の原理原則(講師:鈴木康文会員)
鈴木康文会員より、まず、本コースの目的は、「使える中小企業診断士=経営診断士」を増やすことであり、依頼者の期待以上の成果を上げる能力を身に付けることと説明がありました。
また、企業経営診断の原理原則と、次月以降の各講義との関連性をお話しいただき、本コースの全体像を理解することができました。次月以降の各講義を受ける際には、背景にある原理原則を考えながら理解を深めていきたいと思います。
6.中小企業診断士の心構えとは(講師:入山央能力開発推進部長)
入山央能力開発推進部長より、プロとして活躍する中小企業診断士になるための心構えをお話しいただきました。半数程度の中小企業診断士は期待通りに活躍ができていないのではないか、という時にはシビアな現実を交えながら、支援する会社が対応できる提案をすることが重要である、とお話しいただきました。さらに、以前より一歩でもよいアウトプットを出せるよう、日々を丁寧に過ごしながら鍛錬を重ねるべきとのお話しいただき最後に、良い実践のためには練習の場が必要であり、当スキルアップコースを活用してほしいとお話しいただき、受講生の本セミナーへの意気込みが一気に高まりました。
7.本コースの運営について(講師:鈴木康文会員)
鈴木康文会員より、年間スケジュール・カリキュラム・実務機会・Slack・Dropboxを活用したコミュニケーション等について説明していただきました。
8.課題図書の取り組み方(講師:鈴木康文会員)
鈴木康文会員より、目的と講義の進め方について説明していただきました。
経営の原理原則を学べ、課題図書をA3一枚にまとめることで本質を見抜く力がつき、また、2分で内容を発表することで、プレゼン力を高められると説明していただきました。
全力で取り組んでいきたいと思います。
9.伝わる話し方(講師:ストラーダ合同会社 代表社員 一色映里氏)
元FM愛媛アナウンサーでいらっしゃる一色映里講師から、「伝わる話し方」をテーマにご講義をしていただきました。一色映里講師は元アナウンサーで、まさに「話すプロ」であるとともに、ラジオ番組の放送作家としてご活躍された「書くプロ」でもいらっしゃいます。セミナーや経営者との面談等、プロとして話す機会の多い我々中小企業診断士に向けて、聞き手をひきつける「スピーチ&プレゼン」テクニックについて丁寧にご講義をしていただきました。
講義前半では、発声や活舌の改善のコツとして、腹式呼吸の重要性や表情筋の動かし方を学びました。インプットだけでなく、実際に声を出してアウトプットすることで、聞き手に対して伝わりやすい話し方を体感しました。また、スピーチやプレゼンの構成、テンポや間の使い方、メリハリのつけ方など、プロの話し手が意識して扱うテクニックも学びました。
講義後半では、受講生が事前に準備してきた自己紹介のスピーチを、一人2分間で発表しました。講義の中で学んだテクニックを実践する機会であり、講義の内容を理解するうえで大変有意義な時間になりました。また、スピーチ終了後には、一色映里講師から一人ひとりに対して心のこもったフィードバックを手書きで頂戴しました。各自の課題が明らかになり、とても参考になる内容でした。本講座の第2回以降、課題図書の発表をはじめとして、多くの発表の機会がありますが、本日学んだことを実践して着実にスキルアップに努めていきます。
10.感想
暑い日が続く中ですが、講師の先生方による熱い講義と将来中小企業診断士としての活躍を夢見る受講生の真剣な思いがぶつかり合い、外気に負けない熱気を帯びた初回講義となりました。
中小企業診断士の心構えについての講義では、資格を得たものの、現実とのギャップに悩むことも多い我々に大きな気づきをいただけました。
また、「伝わる話し方」というテーマの一色映里講師の講義は、今日からでも使えるテクニックや意識を、実践も交え分かり易く丁寧にご指導をしていただきました。受講生の多くから、「意識が変わった」「すぐに実践してみたい」という声が多く聞かれ、とても有意義な講義でした。
これから8か月間、意識が高くやる気に満ちた仲間たちと精一杯切磋琢磨していきます。
11.次回(第2回)の予定
日時:令和6年9月15日(日)9:15~16:45
会場: 中央区 人形町区民館(1号洋室+2号洋室)中央区日本橋人形町二丁目14番5号
講義内容:
①課題図書発表:ロジカル・シンキング
②セミナーコンテンツの作成の仕方(講師:渡辺英史会員)
③資金繰りと管理会計、収支計画の作成(講師:本田一也会員)
(朝蔭一宏会員、浦狩敬生会員、河村昌秀会員)