城東支部

学びの場

[2025/07/05]江東区 東陽図書館ビジネス支援講座
「時間がないと悩むあなたへ!結果につながる効率的な勉強術」開催報告

2025年7月5日(土)、江東区東陽図書館にてビジネス支援講座「時間がないと悩むあなたへ!結果につながる効率的な勉強術」が開催されました。講師は中小企業診断士の小野内勇人会員が努めました。20名の受講生が参加しました。



セミナー概要
 本セミナーは、「時間がない」や、「やる気が続かない」といった社会人の学習課題を解決する効率的な勉強術を学ぶことをゴールとしました。実践的な章立てで、受講生が「勉強しよう」という気持ちになれるよう構成されました。

(1)効率的に勉強することの必要性
 導入では、社会人の勉強目的や課題に関する個人ワークが行われました。目的を問う対話形式の質疑応答では、約半数の受講生が仕事に活かすために勉強をしたいと考えていることが分かりました。講師自身の「時間がない」という課題から効率的な勉強術を模索した経験が語られ、本セミナーで紹介される6つの勉強術への期待が高まりました。

(2)「時間がない」を解決する勉強術
 「時間がない」を解決する具体的な勉強術として、以下の3点が解説されました。
忘却曲線を意識しよう:短いサイクルでの復習とツール活用による計画管理。
アウトプット中心に勉強しよう:人に教えるつもりで声に出して読むなど、アウトプットを重視。
「ながら」勉強のススメ:通勤中など、日常生活の中で常に学習内容に触れること。
 これらの解説後に行われた個人ワークでは、どの勉強術を最も活用したいかが問われました。講師が最も重要と説明した、「①忘却曲線を意識しよう」に多くの手が挙がり、効率的に知識を定着させていく手法に関心が高いことが分かりました。



(3)「やる気が続かない」を解決する勉強術
 「やる気が続かない」を解決する具体的な勉強術として、以下の3点が解説されました。
「完璧主義」はNG:無理のないスケジュールと自分を責めないこと。
教材と一途に付き合う:同一の教材を何度も繰り返す有効性。
頑張りを「見える化」しよう:学習記録やSNS発信によるモチベーション維持。
 この章の終わりにも、「本日行うことを宣言する」という個人ワークが設けられました。受講生からは、「今日帰宅したら、忘却曲線を意識した学習計画を立ててみる」という宣言もあり、会場からは拍手があがりました。

(4)おわりに
 セミナーのまとめでは、2つの課題に対する6つの勉強術が再度確認されました。社会人が日々勉強していることの価値と素晴らしさが、具体的なデータと共に受講生に伝えられ、大きな動機付けとなりました。質疑応答の時間も設けられ、受講生の学びをすぐに自身のビジネスや生活に活かそうという真剣な意欲が強く感じられました。終始、受講生の皆さんの真剣度が非常に高く、具体的な結果を求めて本気で学習に取り組む受講生が多かったことが再認識されるセミナーとなりました。

(大野順一 会員)

pagetop

Translate »