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【2025/11/15】2025年度 城東ポータブルスキルコース 第1回講義開催報告
11月15日(土)、「2025年度城東ポータブルスキルコース」の第1回講義が、新川区民館にて開催され、受講生名22名中21名が参加しました。
初回のプロブラムは次のとおりです。
1.開講宣言(鈴木康文会員)
2.支部長挨拶(松井淳支部長)
3.受講生・事務局自己紹介
4.講義1:マネジメントスキル(講師:入山央 能力開発推進部長)
5.講義2:ロジカルシンキング(講師:松井支部長)
1.開講宣言(鈴木康文会員)
事務局の鈴木康文会員より「城東ポータブルスキルコース」は、中小企業診断士としての専門性のあるスキルだけではなく、社内外のビジネスで広く使っていける汎用的なスキルを身につけることを目的とした研修コースであるとご紹介いただきました。また約半年間をともにする受講生同士、そして講師陣や事務局との交流を通じ、ネットワークを広げてほしいという温かいメッセージをいただきました。
2.支部長挨拶(松井淳支部長)
松井支部長からは、今後登壇される講師は、実務経験豊富なベテランの中小企業診断士ばかりであり、現場感覚での話がたくさん聞けること、そして遠慮せず質問し、前向きな姿勢で主体的に学んで欲しいと励ましのお言葉をいただきました。
3.受講生・事務局自己紹介
続く受講生・事務局スタッフの自己紹介では、多様なバックグラウンドを持つ参加者の自己紹介で、会場の雰囲気が一気に和らぎました。今年登録したフレッシュな診断士、スキルアップコースからステップアップしてきた受講生、さらには15年ぶりに再登録された方まで、経歴も世代も本当にさまざま。企業内診断士も多く、所属する業界や職種、受講動機も幅広く、多彩なメンバーが集まっていることがよく分かりました。
短い持ち時間の中でも、好きなプロ野球チームの話や趣味の麻雀を楽しそうに語る方もおり、緊張の中にも自然と笑いが生まれました。全体として落ち着いて堂々と自己紹介をする方が多く、これから一緒に学ぶ仲間として頼もしさを感じました。
4.講義1:マネジメントスキル(講師:入山央 能力開発推進部長)
入山央講師による講義は、4つの問いが順番に提示され、二人一組で2分半のディスカッションをした後に発表し、最後に入山講師の考えが共有されるという参加型の形式で進みました。最初の問いは「マネジメントまたはマネージすることとは?」という根本的な問いでした。受講生の発表では、ドラッカーの引用など多様な意見が出ましたが、入山央講師の答えは非常にシンプルで、「マネジメントとは、なんとかすること。」でした。その一言に驚きがありましたが、実務補習を踏まえながら、「当事者意識を持って、主体的に“なんとかする”ことで価値を生む」という実践的な視点について丁寧に解説いただきました。そしてこの講義が理論武装的な知識の習得ではなく、本質的かつ実践的なことを学ぶ研修コースであることを冒頭から実感できました。以降の問いでも、「なんとかする」ためのマインドセットや知識を学び、特に自分や相手を俯瞰するイメージを持つことの重要性「メタ認知」のお話は大きな学びとなりました。
今後の実践に直結する内容が多く、学びの密度が非常に高い講義でした。

5.講義2:ロジカルシンキング(講師:松井支部長)
午後は、松井淳講師にロジカルシンキングについてご講義いただきました。ロジカルシンキングはコンサルティングの基本知識であり、異なる価値観やバックグラウンドを持つ相手とも、ロジカルに情報を整理することで、相手の考え方や期待を読み解くための重要なスキルであるとご説明いただきました。
まず「事実」や「根拠」が曖昧なままでは結論が誤ってしまうこと、人を介する情報にはどうしても価値観が混ざるため、自分の目で確かめた事実を重視する必要があるというお話がとても印象に残りました。
続いて、イシュー(論点)とは何か、課題をどう定義するかについて解説があり、「考える前にいったん立ち止まり、そもそも“何について考えるべきなのか”を考える」ことの大切さを学びました。この理解を深めるためのワーク1も実施しました。著名人の講演文を読み、論点と結論をグループで議論しましたが、意見が分かれる場面も多く、「論点とは何か」を体感しながら理解する貴重な機会となりました。論点については、様々な意見が飛び交い、「論点とは何か」という問いがいかに難しいものかを身をもって体験しました。
さらに松井淳講師からは、課題設定には経験と慣れが必要であり、“鳥の目”で俯瞰し、“虫の目”で細部を見る視点の切り替えも重要であると指摘がありました。
後半では、MECE(ミッシー)を用いた情報整理、ロジックツリーによる原因分析、ピラミッドストラクチャーによる解決策の提示といったフレームワークを学びました。特にピラミッドストラクチャーについて、同じ結論に至る場合でも、誰が構築するかでロジックが変わるというお話は非常に印象的で、「クライアントに一番納得感のあるロジックを構築する重要性」は、大切な学びとなりました。

6.感想
経験豊富な現役中小企業診断士の現場感覚でのリアルな見解、本質に触れることができた濃密な一日で、時間が経つのがあっという間でした。特に両講義の中で示された、人や物事を「俯瞰してみること」の重要性が特に印象に残っており、今後の中小企業診断士としての活動はもちろん企業内での仕事にも必ず活かせると感じています。
また、初回にもかかわらず、ワークのたびに受講生同士が積極的に議論し、ときには隣の声が聞き取れないほど熱気にあふれた場面もありました。半年間ともに過ごす仲間としての一体感が早くも芽生えつつあり、この環境で学べることが今からとても楽しみです。
今回得た学びや気づきを、中小企業の経営相談や企業内での業務改善、自分自身のスキル向上など、さまざまな場面で積極的に活かしていきたいと思います。
【次回(第2回)の予定】
日時:2025年12月20日(土)9:15~16:45
会場:新川区民館(中央区新川1―26―1)
講義内容:
ヒアリングとロールプレイング(講師:菊地和志会員)
データ分析とグラフ作成技術(講師:鈴木康文会員)
(種子田康裕会員)



