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[2026/01/14] 2025年度 城東ポータブルスキルコース 第3回講義開催報告
1月24日(土)、「2025年度城東ポータブルスキルコース」の第3回講義が、京橋区民館にて開催されました。本回のプログラムは次のとおりです。
- 講義1:診断士実務に必要なライティング技術(講師:小林雅彦会員)
- 講義2:効率的なWord活用法(講師:木内清人会員)
1.講義1:診断士実務に必要なライティング技術(講師:小林雅彦会員)
午前の講義では、小林雅彦講師に「診断士実務に必要なライティング技術」をテーマにご講義いただきました。書く技術は中小企業診断士の実務はもちろん、企業内での業務においても幅広く発揮できる重要なスキルです。文章に苦手意識がある受講生にとって、「自分に何が不足しており、どのような癖があるのかを意識して改善すれば、誰でも文章力を高めていける」というメッセージは大きな励ましとなりました。
講義では、ライティング技術の重要性を理解すること、伝わらない文章の特徴を把握すること、伝わるライティング技術を習得し、実務で使えるようになることをゴールに設定し、インプットだけではなくワークを通じたアウトプットも交えながら進められました。実際の「伝わらない文章」を題材に、どこに問題があるのかを受講生自身が考える構成となっており、理解を深めやすい内容でした。
伝えるとは、相手が知りたいことをわかりやすく伝達することですが、文章では書き手の伝えたいことが先行し、読み手の視点が抜け落ちがちである点が指摘されました。診断報告書をはじめとする診断士実務では、複雑で難しい内容を正しく、かつ短時間で理解してもらう力が求められます。文章が分かりにくいと、読み手に負担をかけるだけでなく、診断士としての信頼性を損なう恐れもあります。特に、診断士が無意識に使っている専門用語が、読み手にとっては理解の妨げになるという指摘は、多くの受講生にとって大きな気づきとなりました。

2.講義2:効率的なWord活用法(講師:木内清人会員)
午後の講義では、木内清人講師による「効率的なWord活用法」をテーマとした講義が行われました。診断士としてIT活用を実践されてきたご経験を踏まえ、診断士実務に直結するWordの使い方について、具体的かつ実践的にご講義いただきました。
本講義のゴールは、「全員がスタイルの基礎を習得し、必ず理解すること」です。フォントや文字サイズといった書式の基本にとどまらず、段落・文字・表といった文章構成要素の考え方まで、体系的に整理されました。特に、改行マークで区切られる段落の概念や、字下げ・ぶら下げといった配置の違いを理解することで、文書全体の読みやすさや修正のしやすさが大きく向上する点が強調されました。
講義の中心となったのは「スタイル」の活用です。スタイルとは複数の書式を組み合わせた仕組みであり、標準スタイルに頼らず、本文や図表など用途に応じたスタイルを使い分けることで、文章表現そのものに集中できる環境が整います。これまで無意識にWordを使っていた受講生にとって、文書作成の考え方を見直す大きな気づきとなりました。
後半は実際にWordを操作しながらの演習が行われ、受講生一人ひとりがスタイル設定を体感的に理解する時間となりました。診断報告書など、正確さと効率が求められる文書作成において、Wordを何となく使う状態から一歩進むための、大変有意義な講義となりました。
3.所感
午前・午後の講義を通じて、伝える力は診断士にとって不可欠な実務スキルであり、文章の内容だけでなく、その表現方法やツールの使い方まで含めて磨いていく必要があることを改めて認識しました。午前は読み手の視点に立ったライティング技術を、午後はそれを効率的に形にするWord活用法を学び、二つの講義が相互に補完しあう構成となっていました。受講生として、日々の診断士実務や企業内業務における文章や資料作成を見直し、学びをすぐに実践に活かしていきたいと感じました。
【次回(第4回)の予定】
日時:2026年2月14日(土)9:30~16:40
会場:浜町区民館7号室
講義内容:
採用されるセミナー企画とプレゼンテーション(講師:加藤敦子会員)
伝わる・魅せるスライド作成法(講師:豊田裕史会員)
(浅野浩明 会員)




