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[2022/11/12] 新規開講 城東ポータブルスキルコース 第1回講義開催報告
11月12月(土)、能力開発推進部企画の新設コース、「城東ポータブルスキルコース」の第1回講義が、ZOOMを使ったオンライン形式で開催されました。本コースの企画は、「秋登録の診断士が増加しているものの、会員のスキルアップを目的とした既存コースの大半が春スタートとなっており、登録後半年間の学びの機会が限られる」といった問題意識を持ったことがきっかけでした。「補助金申請支援」「創業支援」「事業承継支援」など、特定の専門分野を掘り下げて学ぶコースとは異なり、診断士としてどの専門分野を遂行する上でも求められる、「汎用的なスキル」を習得することを目指すものです。具体的に学んでいくのは、「ライティング」「ヒアリング」「プレゼンテーション」「データ分析」といったスキルで、こうした汎用的なスキルを、私たちは「ポータブルスキル」と呼んでいます。ポータブルスキルはブラッシュアップし続けることが必要であることから、新入会員のみならず、「既存会員のスキルアップ」や、「ビジネスパーソンとして応用力を身につけたい」といったニーズにも対応するコース設計としました。
初年度となる本コースの参加者は、新入会員・既存会員の計20名です。第1回講義のプログラムは、松井支部長による開講あいさつ、事務局による受講ガイダンス、受講生・事務局の自己紹介に続き、2つのテーマで講義が行われました。
最初は、入山能力開発推進部長による、「使える診断士になるための習慣」と題した講義です。「使える診断士になるために備えるべき能力は何か」を考えた後、「ポータブルスキル」は一生かけて身に付けていくことが求められるスキルであることや、ポータブルスキル獲得の取っ掛かりとして取り組むべき心構えを、お話しいただきました。
続いて小林雅彦会員より、「基本的ITスキルの確認」と題した講義が行われました。中小企業診断士の活動においてはグループで活動するケースも多く、他のメンバーに迷惑をかけない水準を最低ライン、頼りにされる水準を目標ラインとし、各ITツールの概要・基本を理解することを講義のゴールに設定し、具体的な説明が進められました。講義は、事前アンケート結果を踏まえた質疑を交えて進められ、「連絡用ツール」「ファイル共有用ツール」「オンライン会議用ツール」などのITツールについて、主要サービスの概要や利用上のポイントに関する説明をいただきました。
2回目以降の講義は、会場開催となります。12月の講義は、ライティングスキルがテーマで、前半が「報告書作成における論知的かつ伝わる書き方」の講義、後半が「テンプレートとスタイルをベースとした報告書の作成」を各自のPCを使い実践しながら学んでいく講義となります。事務局一同、受講生の充実した学びの実現に向け、全力でサポートしてまいります。
(鈴木康文会員)