実務の場
[2021/10/17] 寺島なすブランディングプロジェクト」始まる!
10月17日(日)、寺島・玉ノ井まちづくり協議会と城東支部地域支援部が合同で、「寺島なすブランディングプロジェクト」が開始されました。このプロジェクトは、寺島なすのブランディングを足掛かりに、寺島・玉ノ井地域のまちづくりにつなげることを目的としています。
「寺島なす」は、江戸時代、寺島(現在の墨田区東向島)付近で栽培された江戸野菜の一つで、小ぶりですが甘みも強く、徳川の将軍も食したなすとしても有名です。
第一回会議は、オンラインと対面を併用し、総勢20名(寺島・玉ノ井まちづくり協議会11名、墨田区商店街連合会1名、城東支部地域支援部8名)が参加し、今回のプロジェクトの目的の確認と情報の共有を行いました。
まず、寺島・玉ノ井まちづくり協議会の方々から今回のプロジェクトの目指すべき姿について語っていただきました。特に牛久理事長からは、「寺島なすが墨田区全域、区外にも知れ渡り、自信をもって寺島なすを紹介できるようにしたい。寺島なすのブランド化により、寺島なすを使用した飲食店が繁盛店となり、町全体が活性化することが理想の形」とのお話を頂きました。
課題としては、寺島なすは品種改良前の江戸野菜であることから、
①栽培に栽培に手間がかかり、天候に左右され、安定供給が難しいこと
②墨田区では農地の確保が難しく、農協も無いため生産・買取保証が難しいこと
③需要と供給のバランスをとることが難しいこと
➃寺島なすは旬の期間が短いこと
などがあげられました。
また、寺島なすについて、「PRは、苗の販売、たもんじ交流農園での収穫祭など狭い地域を中心に連続性なくやってきてしまったので、寺島なすの認知度の向上に大きな効果を上げられていなかったが、寺島なすはグルメ番組や、NHK、出没!アド街ック天国などのTVや新聞などから取材を受けることもたびたびある」と期待が持てる意見もありました。
これらの課題に対処しつつ、寺島・玉ノ井まちづくり協議会と城東支部地域支援部は、寺島なすのブランディングを進めてまいります。