城東支部

学びの場

[2024/06/08]2024年度 城東スキルアップ6月開講コース(第1回)開催報告

6月8日(土)、2024年度城東スキルアップ月開講コースの第1回目が浜町区民館にて開催されました。当コースは年々人気が高まっており、今年は月開講コースと、月開講コースの2つのコースが実施されます。6月開講コースは募集開始から5日間で満席になりました。当日は全体の受講生30名のうち都合で欠席された2名を除き28名の方が参加しました。

 

第1回目のプログラムは次のとおりです。

  1. 開講宣言
  2. 開講挨拶
  3. 城東スキルアップコース修了生の受講体験
  4. 受講生 自己紹介
  5. 講師&事務局 自己紹介
  6. 中小企業診断士の役割と診断の原理原則
  7. 中小企業診断士の心構えとは
  8. 本コースの運営について
  9. 課題図書のやり方
  10. 城東ホームページへの投稿について
  11. 中小企業施策の概要
  12. グループワーク「プロコンとは?」

 

. 開講宣言(講師:木内清人事務局長)

冒頭、木内事務局長より開会宣言がなされました。早々に満員となった申込から2か月余り、いよいよ始まるコースを前に、受講者達の期待と緊張が高まります。

まず、この城東スキルアップコースを最大限に活用するための3つのポイントについてお話がありました。

  • カリキュラムを通して提供される様々な機会を積極的に活かすこと
  • 誰がどのような専門性を持つのかを知り「聞ける人」「頼める人」を増やすこと
  • 自身の専門分野・得意分野を見極めること

しっかりとした目的意識と主体性を持って参加することが、重要であることを改めて認識しました。

 

. 開講挨拶(講師:松井淳支部長)

続いて城東支部松井支部長より開講の挨拶をいただきました。

他士業と異なり独占業務がない中小企業診断士ですが、その分様々な差別化が可能であること、また他士業と協業することでより強みを発揮することができるとのお話があり、診断士としての強みを理解することの重要性を実感しました。

また、診断士は企業経営者に楽しい話・前向きな話ができるためその分、付加価値が高いとの説明を受け、自身が診断士であるということの自信やこれからの仕事に対するモチベーションが高まりました。

 

. 城東スキルアップコース修了生の受講体験(講師:小野内勇人会員)

昨年の受講生である小野内勇人会員から、このコースを通してどのような体験をし、そこから何が得られたのかを、分かり易いビジュアル資料と共にお話しいただきました。

ご自身の体験から、やっておいたほうがよいこと、やっておけばよかったと思っていることなど、これからの10か月間をどう過ごすべきかについて、アドバイスをいただき大変参考になりました。

「機会を活用してどんどんチャレンジし、どんどん失敗してほしい」という言葉がとても印象的でした。

 

. 受講生 自己紹介

受講生一人ずつ、2分の持ち時間で自己紹介を行いました。

各自タイムマネジメントを意識しながら、自身の経歴や趣味などについて話しました。

これからともに切磋琢磨する、年代もバックボーンも実に様々なメンバー達。まだお互いにやや緊張気味ですが、今後どのような交流が生まれるのか楽しみです。

 

. 講師&事務局 自己紹介

講師と事務局の方々からも自己紹介がありました。

皆様城東スキルアップコースの修了生であり、このコースをより価値の高いものにしていこうという想いが伺えました。

今年度、総勢24名の講師・事務局スタッフが受講生をバックアップしてくださいます。このようなタテの繋がりにも、城東支部らしい温かさを感じました。

 

. 中小企業診断士の役割と診断の原理原則(講師:鈴木康文会員)

鈴木康文会員より、「使える診断士=経営診断士」を増やすことであるという本コースの目的と、企業経営診断の原理原則についてお話をいただきました。

改めて企業経営の定義と、大石正明前城東支部長の提唱する「大石ピラミッド」理論を用いて経営理念、経営ビジョンの考え方について非常に分かり易い解説がなされました。まずは地に足をつけて、原理原則からスタートするという、基本的でありながら重要な点を最初の講義で再確認することに大きな意義を感じました。

 

. 中小企業診断士の心構えとは(講師:入山能力開発推進部長)

入山能力開発推進部長より、診断士としての心構え(マインド)についてお話をいただきました。

第一線で活躍する診断士になるためには、提案をクライアントに響かせようとする「心構え」が必要です。城東スキルアップコースで用意されているプログラムは、全て自分を高めるネタであり、ネタを見逃さずものにしようとする意識を持ってほしい、とのアドバイスをいただきました。診断士としての知識やスキルとは異なり、マインドに焦点を当てたお話は大変参考になりました。

 

. 本コースの運営について(講師:木内事務局長)

木内事務局長より、年間スケジュール、講義カリキュラム、実務機会(企業診断、図書館セミナー講師)について説明がありました。その他、事務連絡ルール、講義資料の取扱いにおける注意事項、懇親会運営、アンケート方法等についても説明いただきました。

 

. 課題図書のやり方(講師:鈴木康文会員)

鈴木康文会員より、課題図書10冊(講義対象は5冊)とともに講義の目的と講義の進め方について説明がありました。課題図書から経営の原理原則を理解するとともに、端的にまとめる力、プレゼン力、他の発表者に対するコメント力を磨いてほしいとのことでした。

 

10.城東ホームページへの投稿について(講師:井部聡広報部長)

井部広報部長より講義レポートの作成について執筆手順、目的、読み手、書き方、その他注意事項の説明がありました。講義レポートの作成は文書作成の練習にもなるため、読み手を意識した文章構成力を身につけてほしいとのことでした。

 

11.中小企業施策の概要(講師:佐藤宗一会員)

佐藤宗一会員より、各種中小企業支援施策の中から経営相談窓口、専門家派遣、補助金、創業支援の概要とこれら施策の調べ方について説明がありました。施策の調べ方として2つの方法に加えミラサポPLUSについても説明いただきました。

 

12.グループワーク「プロコンとは?」(講師:黒川敏幸会員)

黒川敏幸会員によるガイダンスの下、「プロコンとは?」をテーマにワールドカフェ形式でグループワークを行いました。グループワークは適宜メンバーを入れ替えながら行いましたが、受講生同士のフラットな関係性から様々な意見が活発に出されました。単なる名刺交換にとどまらず、積極的な意見交換を経ることで、受講生達の距離も一気に縮まったように感じました。

 

13.感想

緊張感の中で始まったコース初日でしたが、講義で全体概要が示される中で受講生各人の目標を確認する一日となりました。また、グループワークの効果もあって、受講生間のコミュニケーションも円滑となり、講義後の懇親会では事務局メンバーや講師陣も交えての活発な意見交換がなされ、充実した一日となりました。

 

14.次回(第2回)の予定

日時:2024年7月6日(土)9:1517:00
会場:中央区月島区民館(東京都中央区月島2−11
講義内容:

  1. 課題図書「ロジカルシンキング」(講師:鈴木康文会員)
  2. BMCを活用した中小企業支援(講師:平山弘之会員)
  3. 知的資産経営(講師:細野祐一会員)

 

(青柳紗千子会員、坊野朝陽会員、大野順一会員)

以上

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