学びの場
[2025/02/08]2024年度 城東ポータブルスキルコース 第4回講義開催報告
2月8日(土)、第4回城東ポータブルスキルコース(11月開講)が新川区民館で開催されました。
【講義1. 採用されるセミナー企画とプレゼンテーション(講師:加藤敦子会員)】
本講義では、中小企業診断士の主な仕事の一つである講師業について、セミナー・研修に対する考え方、企画・提案書の作成方法、リピートされる講師となるための行動などを座学とグループワークで学びました。
講義の中では、集客の期待度によってターゲットの幅を変えること、定義が決まっている言葉を使うと該当しない企業を排除することになるので、チラシやプレゼンテーション資料で用いる言葉の印象について注意しなければならないこと、セミナーの顧客は聞きに来ている事業者の方だけでなく主催者やセミナー会社も顧客であることなどを実際の経験を交えながらご説明いただきました。
まだ自分はセミナーで登壇した経験はありませんが、セミナー獲得および満足度の高いセミナーを行うために必要な作業について具体的に聞くことができて、学びの多い講義でした。
【講義2. 伝わる魅せるスライド作成法(講師:横山由香会員)】
午後のプログラムは、横山由香講師によるパワーポイントのスライド作成方法に関する講座でした。
本講義のゴールは下記2点です。
1.伝わらないプレゼン資料の特徴を把握する2.伝わるプレゼン資料の作成スキルを習得する

見る人が理解しやすいプレゼン資料をつくるために押さえたいポイントとして、文字、色、レイアウトなどの資料の体裁、資料のメリハリや相手の関心に合わせた内容などがあります。これらについて、伝わらない資料と改善した資料を比較して修正点を把握するなど、実践的な学習方法で知識を習得しました。また、スライド作成方法に関する講義でしたが、作成前の準備段階で行う事項についても講義で触れられました。
講義の中では個人ワークとグループワークの時間がありました。個人ワークでは学んだことを使えるか自身のPCで試し、グループワークでは演習資料を見やすくする案を検討して実際に作成するなど、頭と手の両方を動かしました。
【所感】
両講義とも、発表内容について初めて聞く人向けのセミナーや研修の講師を行うことを前提としたプログラムでした。私はパワーポイントを本業の中で使うことが多いのですが、社内会議で使う資料とはじめて聞く人向けの資料では事前に考慮しなければならないことが異なることに気づき、手癖で資料を作ってはいけないと気持ちを新たにしました。
今後の診断士活動を行う上で多くの人に満足してもらうべく、学んだことを実践できるように努めてまいります。
実践的な講義を提供してくださる講師の方々、運営を支えてくださる事務局の皆様に感謝いたします。今後も一歩一歩、診断士として成長を続けていきます。
【次回(第5回)の予定】
日時:2025年3月15日(土) 9:30~16:40
会場:新川区民館7号室
講義内容:
講義1 伝わる話し方~発声とスピーチ技術~(一色映里講師)
講義2 成果発表会/修了式
(井部雅章会員)