実務の場
[2025/02/23]葛飾区立立石図書館ビジネス連携セミナー 「実践!今日から使えるChatGPT活用のポイント」開催報告
2025年2月23日(日)、葛飾区立立石図書館にて、ビジネス連携セミナー「実践!今日から使えるChatGPT活用のポイント」が開催されました。講師は、IT企業に勤務し、AIを活用したサービス開発にも携わる大野順一会員です。
今年度は立石図書館でのリアルセミナーが2回、中央図書館でのオンライン・リアルハイブリッドセミナーが4回予定されており、今回は立石図書館での第2回目となります。
◼️セミナー概要
本セミナーは、AIの基礎から実践的な活用法まで、初心者にも理解しやすく丁寧に説明されており、特に「ChatGPTを使ったことはあるが、うまく活用できていない」という方々にも有益な内容でした。特に、「指示の出し方で結果が大きく変わる」という点には、参加者の多くが驚いたのではないでしょうか。
人気のテーマであったため、申込開始初日に定員に達し、当日は約30名が参加しました。私も大野会員のセミナーを参考に、ChatGPTを使ってセミナー内容をまとめてみました。
(1)ChatGPTのキホン
セミナーは、まずChatGPTとは何かという基本的な部分から始まりました。言葉で質問を入力すると、AIが答えてくれるシンプルで便利なサービスであり、趣味や日常生活、ビジネスなどさまざまな場面で活用できることが紹介されました。
また、無料版と有料版の違いや、情報の正確性に関する注意点(裏付けの重要性)についても説明があり、安心して使い始めるための基礎が整理されました。
(2)AIの基礎知識
ChatGPTを理解するために欠かせないAIの基本的な知識についても解説がありました。AIを利用する際のリスクを理解し、適切に活用するための姿勢が大切であることを学びました
さらに、AIが社会に与える影響や、ChatGPT以外のAIとの違いについても説明され、単なる便利なツールとしてだけでなく、AI全体への理解を深める良い機会となりました。少し難しい内容もありましたが、大野会員がユーモアを交えながら話を進めたおかげで、リラックスして聞くことができました。
(3)ChatGPT指示のお作法
ChatGPTを効果的に活用するために不可欠な「指示の工夫」について学びました。漠然とした質問ではなく、求めている答えを得るためにどのように伝えるべきかが重要であることを教わりました。特に、具体的な目的や条件、形式を明確に伝えることで、期待通りの回答が得られるという点は、多くの受講生の参考になったと思います。
曖昧な質問を避け、背景や目的を丁寧に伝えることが、精度の高い回答を引き出すコツであるという説明に、真剣にメモを取る受講生が多く、実践的な学びが深まっているのを感じました。
(4)実践!ChatGPT
ビジネスシーンでの活用を想定した実践的な内容に進み、テンプレートを用いた指示方法が紹介されました。テンプレートを活用することで、業務上の文章チェックやシフト作成、商品説明文の作成など、具体的な場面でスムーズに指示を出せることがわかり、実際に自分の仕事にも応用できるイメージが湧きました。
また、途中で行われた個人ワークのおかげで、受講生は単に話を聞くだけでなく、自分で考える時間を持つことができました。これにより、内容がしっかりと身についたと感じました。大野会員の解説は学校の先生のように丁寧でわかりやすく、受講生も積極的に回答していました。
(5)おわりに
セミナーのまとめと書籍の紹介が行われた後、質問の時間が設けられました。多くの受講生が積極的に質問しており、その熱心さが伝わってきました。
今回のセミナーを通じて、ChatGPTは決して特別な知識を持つ人だけが使うものではなく、少しの工夫と知識があれば誰でも日常や仕事に役立てるツールであることが伝わったことと思います。今後、このセミナーで学んだ内容を参考にして、ChatGPTを日常的に活用する受講生が多くなることでしょう。
本セミナーの内容は城東支部YouTubeチャンネルで配信中です。とっても勉強になるセミナーですので、是非皆さんご覧下さい。
<https://youtu.be/pJCelDB-Wfo?si=1-IDCmQDmVhd8a9B>
(長山萌音 会員)