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[2022/1/15]城東支部2022年オンライン新年会を開催しました
本年の新年会は、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う東京協会の方針等を考慮し、1月15日(土曜日)にZOOM使用によるオンライン開催で実施しました。当日は、支部会員58名のほか、松枝東京協会会長および田中東京協会副会長(社会貢献事業推進委員会委員長)にも御出席いただきました。本年は、昨年から支部で取組んでいる社会貢献事業に関連するテーマのうち環境問題に関連した二部構成での講演会とし、一般社団法人SWiTCH 代表理事の佐座マナ様および環境省環境経済課環境金融推進室室長の近藤崇史様からそれぞれ御講演をいただきました。いずれにおいても、出席者から活発な質疑が行われ、充実した講演会となりました。
【第1部:佐座マナ様「Z世代から見たサステナブルな未来とは」】
第1部の講師をお願いした佐座様は、2020年開催予定であったCOP26の延期を受けて世界の若者が設立した「Mock COP26」においてグローバルコーディネーターを務められ、2021年に開催されたCOP26においては日本ユース代表として参加されました。国内では、日本国内における取組を推進するプラットフォームとして一般社団法人SWiTCHを設立されています。
今回のご講演では、こうした取組の経緯や成果を御紹介いただくとともに、地球が灼熱化するか安定するかを選択できるのは2025年まであること、環境と共存するために一方通行の直線的な消費から循環型社会にシフトしていくことの必要性などを指摘されました。途中、クイズを交えたやり取りなどもあり、楽しい雰囲気のなか、若い世代の視点からいろいろな気づきを得ることができました。
<一般社団法人SWiTCHについて> COP26(第26回気候変動枠組条約国際会議)にあわせて世界の若者によって設立された「Mock COP26」のグローバルコーディネーターである佐座まな様が、日本国内における取組を推進するプラットフォームとして設立された団体です。循環型社会構築のため、若者が大人をサポートする視点から、サステナビリティに資する情報、教育、デザインを提供しています。 https://switch.bio/ |
【第2部:近藤崇史様「これからの地域における脱炭素の取組み(ESG金融の取組み等)」】
第2部の講師をお願いした近藤様からは、まず、経済の血流である金融から企業行動にアプローチし、本業、収益の源泉としての環境対応行動を自律的に促すことで、金融を通じた経済・社会・環境の好循環を目指している環境金融推進室の取組について御説明いただきました。
続いて、2015年12月のCOP21で採択されたパリ協定以降世界的な潮流となっている脱炭素化をめぐっての日本の政策動向とともに、従来から地域の課題を解決してきた地域金融機関に期待されるESG金融への取組や、中小企業向け各種支援策などについて御紹介いただきました。あらためて、私たち中小企業診断士が今後中小企業を支援するうえで必要な視点を認識することができました。
新年会は2年連続のオンライン開催となりましたが、ご出席いただきました支部会員の皆様には厚く御礼申し上げます。
(藤井 一裁 会員)