学びの場
[2025/02/26] 【城東スキルアップセミナー】「農業支援で新たな扉を開く!」~ゼロから学ぶ農業支援の基礎と事例 ~開催報告
2月26日(水)、城東スキルアップセミナー「農業支援で新たな扉を開く!」~ゼロから学ぶ農業支援の基礎と事例 ~を開催しました。
講師は、城東支部の沖忠彦会員と豊田由恵会員です。当日は39名の方に参加いただきました。
今回開催された「城東スキルアップセミナー」は城東支部のプロコン塾である「城東スキルアップコース」や「城東ポータブルスキルコース」とともに支部会員の能力維持・向上を図るために今年度から新たに始まった試みの第3弾です。
本セミナーは、農業支援のアウトラインを知りたい方、関心を持っているがどこから始めたら良いかわからない方、中小企業診断士としての活動領域を増やしたいと考える方に向けて開催しました。
【セミナー概要】
今回は、「農業支援」の初級編として、農業支援に関心を持ち、具体的な農業支援の基礎知識や習得手段を学ぶことをゴールとしています。具体的には以下の4部構成で解説をしました。
1.農業を取り巻く環境と中小企業診断士による支援事例
農業支援の実例紹介など
2.農家を経営視点で見てみよう
他のビジネスとの違い、事業としての特徴、スマート農業、6次産業化など
3.支援者の視点で農家を見てみよう
農業経営特有の専門知識、農業を支援する組織と制度など
4.農業支援への「最初の一歩」
関連資格・検定制度の紹介と位置付け、農業支援の仕事の取り方、学びの機会など
【農業を取り巻く環境と中小企業診断士による支援事例】
第1部では沖会員から、農業の環境変化をプラス面(機会)とマイナス面(脅威)それぞれ解説するとともに、実際に農業支援を行っている中小企業診断士の方のインタビュー動画を投影しました。
動画で農業支援者の声をお伝えすることで、よりリアルな実務の理解が深まったかと思います。
【農業】
第2~4部は豊田会員から、”経営視点”で見る農業や、具体的に支援をする際に知っておくべき専門知識や制度を解説しました。
農家を経営視点でとらえた場合の特徴や、農業支援者の現状、ご支援に必要な知識を取り上げ、参加者が農業支援を始めるにあたっての基礎知識を幅広く解説しました。
【さいごに】
セミナー終了後に実施したアンケートでは、参加者の90%が『満足』または『おおむね満足』と回答し、前回と同水準の高い評価をいただきました。
また、参加者には支援経験が豊富な中小企業診断士も多く含まれており、さらに支部の垣根を超え、城東支部以外の中小企業診断士の方も多数参加し、農業支援が今後ますます重要なテーマとされることを感じました。
今年度より開催された「城東スキルアップセミナー」は、城東支部のプロコン塾である「城東スキルアップコース」や「城東ポータブルスキルコース」とともに、支部会員の知識のブラッシュアップに加え、会員のセミナー講師としてのスキルアップを図るために今年度から新たに始めた試みです。支援実務の経験が少ない会員、城東スキルアップコースの受講前に特定のテーマを学びたい会員、あるいはスキルアップコース卒業生で特定のテーマの学びなおしをしたい会員を念頭に、来年度も様々なテーマのセミナーを提供していく予定です。ぜひご期待ください。
(城東支部能力開発推進局スキルアップセミナー事務局 村田和華子 会員)